Hiro Nakata

Restoring Our Health Together

English日本語



ホメオパシーについて

ホメオパシーとは?

 

ホメオパシーは心身に優しく、効果的かつ安全な治療法です。私たちが自ら持つ治癒メカニズムを刺激することによって、心身全体の健康回復を促進します。200年以上前にドイツの医師サミュエルハーネマンによって創始。日本ではまだあまり知られていませんが、ヨーロッパ、アメリカ、インドなど世界各地で2世紀に渡る臨床実証があります。

健康な人に症状を起こさせる「もの」が、似た症状を持つ病人を癒す「もの」にもなる。その原理に基づく医療体系がホメオパシー。個別の症状・疾患に対しての部分的な治療とは対照的に、患者さんの身体、心理、感情面のすべてを熟慮し、治療が必要なのは、表面的な症状だけではなく、症状を表現している患者さん自身であると理解します。処方されるレメディーは高度に希釈されているため、お子さまや妊娠している方、また、ご高齢の方にも安全で、副作用はありません。

例えば頭痛、不眠症、便秘など複数の症状で悩まされている患者さんの例をみてみましょう。現代医学では、睡眠薬、便秘薬、頭痛薬の3つの処方による治療が行われるかもしれません。ホメオパシーの場合は、頭痛、不眠症、便秘、それぞれの症状、またその微妙な個人差(例えば頭痛の位置、時間帯など)や、それに伴う心理、感情面をその患者さん特有の内部の不調和をとらえ、全体像に適した1つのレメディーを処方します。

ホメオパシーは、薬物による症状の管理ではありません。自然治癒力を効果的に高めていき、自らの健康回復を促進する安全で科学に基づく医療体系です。

お医者さんの治療とはどのように違うのでしょうか?

 

お医者さんは、病気・怪我の患者さんの「部分」に、症状とは「反対・対抗」の効果を持つ薬を使って治療を行います。例えば、炎症には「消炎薬」、精神病には「抗精神病薬」、自己免疫疾患には「免疫抑制薬」などなど。つまりこれらの薬で、体の一部もしくは一機能に起こっている問題に「反対・対抗」する治療です。

クラシカルホメオパシーでは、「反対」ではなく「類似」を使って、部分ではなく、全体を治療します。「ホメオパシー」はギリシャ語の「homeo・似たもの」と「pathos・と苦しみ」という意味の単語に由来します。

例えば、急性の発熱の場合をみてみましょう。ホメオパスは、健康な人に似たような急性発熱を引き起こすことが知られている物質を、高度に希釈して作られたレメディーを患者さんに処方します。発熱には様々な個人差があります。じわじわと時間をかけて、寒気や眠気を伴う発熱。または突然毎朝早朝に発熱し、高熱にもかかわらず喉の渇きがなく、錯乱状態で目がさめる発熱など様々です。ですから、同じ医療診断(上記の例ではインフルエンザ)にも、それぞれ全く違ったレメディーが処方されることがあります。なぜなら、われわれはそれぞれ微妙に異なるユニークな個人として、それぞれ別の原因に反応して、病気を表現しているからです。

クラシカルホメオパシーには次のような考えがあります。私たちが健康なときは、「生命力」が我々のすべての部分をうまく調和して保持しております。病気になるのは、この「生命力」が何かによって乱れを引き起こし、元の健康状態に戻ろうとする過程で、精神的、感情的および肉体的な症状として現れます。

ホメオパシーが治療するのは、この「生命力」であり、バランスを取り戻した生命力が、私たち自身に備わる癒しのメカニズムを刺激し、健康に向かっての成り行きを完了すると考えられています。

ホメオパシーは慢性疾患を治療できますか?

 

ドイツの医師ハーネマンは、私たちが今日使用するホメオパシーの基本的な原則と実践を、18世紀に開発し始めました。彼はホメオパシーを用いて急性の病気(例えば、インフルエンザ)の治療に非常に成功したと言われています。

当時のハーネマンは急性の病気を、別々の出来事として効果的に処方しました。しかし、多くの患者が、根本的な問題に変化がないまま再診に訪れることに、ある日気がつきました。そして彼が理解したのは、様々な急性症状の背後にある慢性の基礎背景でした。家族の病気歴、長期的な疾患のパターン、精神的、感情的な構成、症状発生に至る共通のきっかけを通して現れる全体像、つまり「constitution・根本体質」がそれぞれの患者の個人別々にあるとの結論に達しました。

処方を患者の基本構成「constitution・根本体質」に対して行うことにより、彼らの健康が改善するだけでなく、今まで起きやすかった病気になりにくく、また病気のきっかけだったものに、はるかに影響されにくくなります。

ホメオパシーで使われる薬はどうやってつくられるのですか?

 

どのような物質(通常は植物または鉱物)でも「potentisation」(ホメオパシーのレメディーの作り方に従って、希釈・激しく'振盪'(振る)を規則的に何度も繰り返えす行為)の過程を経てできたものはホメオパシーのレメディーとして利用します。

こうして作られたものをホメオパシーの「レメディー」と呼んでいますが、実際には患者とレメディーの類似性を一致させる行為が「ホメオパシー」の治療です。希釈と振盪によって物質の潜在治癒力を導きだし、また同時に化学的に不活性にするので、より安全になります。

どのような人にホメオパシーの治療は役に立ちますか?

 

お医者さんの医療診断からだけではなく、個人の「症状」をもとにレメディーを処方しますので、理論的にはどなたにでも役に立ちます。医学的に疾患の状態を管理する際には、医療診断は有意義ですが、ホメオパスの目的は個人をユニークな存在として理解し、「根本体質」を治療することです。

'In the healthy condition of man, the spiritual vital force (autocracy), the dynamis that animates the material body (organism), rules with unbounded sway, and retains all the parts of the organism in admirable, harmonious, vital operation, as regards both sensations and functions, so that our indwelling, reason-gifted mind can freely employ this living, healthy instrument for the higher purpose of our existence.'

Organon of Medicine - Samuel Hahnemann